【患者アンケート】選ばれるクリニックの条件、デジタルリテラシーの影響
2023年11月10日
現代社会では、全世代にわたってインターネットリテラシーが向上し、その利用や活用が日常化しています。これは医療分野でも同様に見られる傾向かもしれません。ネット予約、キャッシュレス支払いなど、デジタルツールの普及が進展する中で、患者のクリニック選択の基準はどう変わっているのでしょうか。
本記事では2023年3月にQLife会員950名を対象としたアンケートの結果に基づき、患者のインターネットリテラシーとクリニック選びの可能性についてまとめました。
※QLife株式会社はエムスリーデジカル株式会社のグループ会社です。
アンケート結果
■PC/スマホの保有状況
Q.パソコン、スマートフォンの保有状況を教えてください。(単一選択)
✔︎全ての世代で少なくとも60%以上の人がスマートフォンを持っていることが分かります。
■インターネットの利用状況
Q.インターネットの利用頻度について、もっとも近いものをお選びください。(単一選択)
✔︎全ての世代で少なくとも90%以上の人がほぼ毎日インターネットを利用しています。
■キャッシュレス利用状況
Q.クレジットカードやQRコード決済など、キャッシュレスでの支払いを利用していますか。(単一選択)
✔︎20代以上は75%以上が利用できる場所ではキャッシュレスでの支払いを利用しています。
■ネット予約の利用状況
Q.飲食店やその他施設でネット予約を利用したことがありますか。(単一選択)
✔︎60代以下のうち、75%以上がインターネットでの予約経験を持ちますが、80代以上では58%がインターネット利用経験がありません。
■医療機関への期待
Q.普段通っているクリニックで24時間ネット予約ができた場合、どのように思われますか。(単一選択)
Q.普段通っているクリニックでキャッシュレス支払いができた場合、どのように思われますか。(単一選択)
✔︎ネット予約については、85%以上の方が便利だと感じています。キャッシュレス支払いについても90%以上の方が便利だと感じています。
まとめ
アンケート結果からは、患者の多くが日常生活においてインターネットを活用し、ネット予約やキャッシュレス決済の経験も豊富であることが明らかになりました。多くの患者は、これらの便利な体験が医療機関でも可能であれば有益だと感じています。これは医療機関が患者の診療体験を向上させるための重要なポイントです。
調査概要
Webアンケート(QLife会員の950名対象、2023年3月実施)
※QLife株式会社はエムスリーデジカル株式会社のグループ会社です。