レセコンメーカーの選び方とは?押さえておきたい7つのポイントを解説 / エムスリーデジカル株式会社

レセコンメーカーの選び方とは?押さえておきたい7つのポイントを解説

2023年12月19日

レセコンメーカーの選び方とは?押さえておきたい7つのポイントを解説

レセコンメーカーには複数社あり、それぞれ機能や特徴は異なります。自院に適した機能を有しているか、費用など、レセコンを選ぶ際、さまざまな角度から検討することが大切です。

とはいえ、レセコンを選ぶ際、どのような点に気をつければよいかよく分からない方は多いのではないでしょうか。

この記事では、レセコンの概要、レセコンメーカーを選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。

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目次

レセコンとは

レセコンとは、正しくはレセプトコンピューターの略で、レセプト(診療報酬明細書)を作成するためのコンピュータもしくは専用のソフトウェアを指します。

病院や調剤薬局などの窓口で、受付や会計窓口を担当する医療事務スタッフが使用するケースが一般的です。患者の氏名や保険証情報、医師による診療内容などをレセコンに入力すると、保険点数を自動計算してレセプトが作成されます。

レセコンの主な機能

レセコンの主な機能は、以下の通りです。

  • 受付業務

  • 診療内容の入力

  • 入力データの確認

  • 保険点数の自動計算

  • レセプトの作成・請求

  • 会計業務

  • 処方箋の発行

医療機関では、健康保険組合に対し、月に1回医療費を請求するためにレセプトを発行しています。レセコンを使用することで、レセプト作成や請求業務がスムーズに行え、医療事務の業務効率化につながります。

また、入力されたデータに間違いがないか確認する機能もあるため、算定ミスや入力漏れなどを防ぐことも可能です。

レセコンメーカーによっては、請求情報を分析してレポートを作成する機能付きの製品もあり、経営分析に活用できます。

レセコンの種類

レセコンの種類は、日本医師会が出す「ORCA(オルカ)」と「ORCA以外のメーカー」の2つに分けられます。

ORCAは、日本医師会によって開発された日医標準レセプトソフト(日レセ)です。全国の医師や医療機関の誰もが無料で使用・改良できるよう、2002年からオープンソースとして公開されています。

その一方で、ORCA以外のレセコンメーカーは数十社あり、それぞれ機能や特徴、サポート内容は異なります。

レセコンメーカー一覧

前述した通り、レセコンにはORCAとそれ以外のメーカーによる製品があります。国内の主なレセコンメーカーは、以下の通りです。

  • エムスリーデジカル株式会社

  • ウィーメックス株式会社

  • 富士通株式会社

  • 三菱電機ITソリューションズ株式会社 

レセコン一体型の電子カルテを選ぶ選択肢も

医療機関にとってレセコンは導入不可欠なシステムです。日本ではほとんどの医療機関でORCAが使われており、電子カルテを導入する際にORCAと連動できる製品(連動型)を選ぶ傾向にあります。

この場合、電子カルテとORCA、2つのシステムを操作しなければならず、業務が煩雑になってしまいます。

そこで、レセコンと電子カルテを別々に導入するのではなく、レセコン一体型(電子カルテの中にレセコンの機能が内包されている)の電子カルテを選ぶのも1つの選択肢です。

レセコン一体型であれば、1つのシステム内で操作が完結するため、業務効率化につながります。トラブル発生時や問い合わせが必要な場合、窓口が1本となる点もメリットの1つです。

なお、令和2年3月に公開された株式会社シード・プランニングの調査によると、レセコン導入率は病院で95.7%・診療所86.1%・歯科診療所64.9%と、ほとんどの医療機関で導入が進んでいるのが分かります。

そのうち、レセコン一体型の導入率は、病院 37.1%、診療所 37.1%、歯科診療所 29.0%となっており、近年、一体型の導入も普及が進んでいるといえるでしょう。

医事会計システムの導入状況

医事会計システムの導入状況

出典: 日本における医療情報システムの標準化に係わる実態調査研究報告書

レセコンメーカーを選ぶ際に押さえておきたい7つのポイント

レセコンメーカーには数社あり、それぞれ製品の特徴や機能は異なります。ここでは、レセコンメーカーを選ぶ際に押さえておきたい、以下7つのポイントを解説します。

  • 自院に適した機能を有しているか

  • 費用が負担にならないか

  • 操作しやすいか

  • 電子カルテとの連携は可能か

  • セキュリティは安心できるか

  • サポート体制が充実しているか

  • クラウド型・オンプレミス型か

自院に適した機能を有しているか

レセコン選びでは、まずは自院に適した機能を有している製品かどうか確認する必要があります。

例えば入力ミスを減らしたいといったケースでは、整合性があるか、算定ルールに沿っているかなどが確認できるレセコンであれば、業務効率化につながるでしょう。また、調剤薬局・歯科向けなど、レセコンメーカーの製品により機能が異なるため、自院の特徴や診療科目に適したレセコンを選ぶことも大切です。

費用が負担にならないか

レセコンメーカーによって、初期費用や月額費用などは異なります。自院が求める機能を有しているからといって、導入費用やランニングコストが高すぎる製品は負担になってしまうでしょう。

レセコンを選ぶ際、複数のメーカーの製品を比較し、自院にとって負担にならないかどうかしっかり検討することが大切です。

操作しやすいか

レセコン選びでは、操作性の良さや画面表示の見やすさなども作業効率に影響します。

いくら機能がよいとはいえ、操作しづらい、画面遷移がスムーズではない、といったストレスがあると、作業効率は落ちてしまうでしょう。実際にレセコンを操作する機会の多い担当者の意見を取り入れることも大切です。

電子カルテとの連携は可能か

レセコン単体の導入や入れ替えであれば、電子カルテと連携可能な製品を選ぶことも視野に入れましょう。

例えば、すでに電子カルテを導入している場合、自院の電子カルテと連携できるレセコンを選べば、新たな電子カルテを購入する費用が抑えられます。

電子カルテ一体型であればすでにレセコンが内包されており、1つのシステムで完結できるため、レセコン選びがスムーズになるでしょう。

セキュリティは安心できるか

昨今、医療機関でもサイバー攻撃に対するセキュリティが義務化されています。レセコンに入力する内容は、個人の名前や保険証番号などの個人情報であるため、セキュリティ面で安心できる製品選びが重要です。

サポート体制が充実しているか

レセコンを新たに導入すると、操作に慣れるまで時間がかかるケースがあります。導入前後のサポートは受けられるのか、回数や費用などを確認しておくことが大切です。

また、電話もしくは対面・オンラインなど、どのようなサポート体制なのか、事前にメーカーに確認しておきましょう。

クラウド型・オンプレミス型か

レセコンには、クラウド型・オンプレミス型の2つのタイプがあります。クラウド型は、事業者が提供する外部サーバーにデータを保存できます。一方、オンプレミス型は、院内にサーバーを設置し、ローカルネットワーク上でデータ保存・管理するタイプです。

クラウド型は、インターネットが使えない環境では利用できないデメリットはありますが、オンプレミス型に比べて導入コストが抑えられる、災害時などのバックアップ対策になるといったメリットがあります。

対してオンプレミス型は、導入費用が高い傾向にありますが、院内で完結するためセキュリティが比較的高い点がメリットです。

いずれもメリット・デメリットがあるため、自院に適したタイプをよく検討して選ぶようにしましょう。

レセコン一体型・連動型ならエムスリーデジカル

弊社エムスリーデジカル株式会社では、クラウド型電子カルテ「エムスリーデジカル」を提供しています。AI搭載のクラウド型電子カルテは、自動学習機能を搭載しており、カルテ入力時間を80%削減可能です。また、iPadやスマホでも使える予約、会計システムとの連携も充実しています。

電子カルテレセコン一体型、ORCA連動型に対応しており、レセコン単体、電子カルテ単体でのご提供も可能です。レセコン単体では初期費用無料、月額14,800円(税抜)からでコストを抑えて利用開始できます。オプションで既存のレセコンからのデータ移行も可能です。無料体験も可能なので、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

レセコンは、医療機関にとって必要不可欠なシステムで、製品を取り扱うメーカーによって、クラウド型・オンプレミス型などの種類や機能、特徴はさまざまです。

レセコンメーカーは複数あるため、自院に適した製品かどうか、操作性や費用、サポート体制など十分比較検討することが大切です。

弊社では、クラウド型電子カルテ「エムスリーデジカル」を提供しています。電子カルテ単体・レセコン単体・一体型いずれも提供可能です。5,000施設以上の導入実績、100以上のサービス・機器と連携実績があり、利用環境に合わせてご提案できます。

カルテ単体では初期費用無料、月額11,800円(税抜)から利用開始できます。デジカルは1人でも簡単に導入でき、サポート体制も万全です。無料体験も可能ですので、お気軽にご相談ください。

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