iPadでの電子カルテ活用方法とは?ー診療効率化の新しいスタンダード
2024年5月24日
iPadは今や日常の施設での利用が一般的になり、クリニックでもその便利さが注目されています。クリニックにて、Apple製品を使用したいとお考えの先生もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、iPadでの電子カルテの活用方法と実際の活用シーンを詳しくご紹介します。訪問看護やクリニックの運営をより効率的に、そして患者さんにとっても便利にするためのヒントを得てください。
電子カルテを操作可能な端末の種類
電子カルテはクラウド型とオンプレ型の2種類が存在します。クラウド型はさまざまな端末で利用が可能ですが、オンプレ型は利用できる端末に制限があることもありますので、クラウド型とオンプレ型に分けて操作可能な端末をご紹介します。
クラウド型
あらゆる端末で利用可能。PCであれば、Windows/Mac/Linux問わず利用することができ、タブレット端末からも電子カルテの入力ができます。
オンプレ型
利用端末に制限がある場合あり、電子カルテ・レセコンで使用できるOSや推奨されるPCが決まっているケースが多く、ご自身の選んだ端末で操作できない場合があります。
iPadなどのタブレット型の端末を利用したい要望がある先生は、その端末での利用が可能な電子カルテを選択する必要があります。
iPadで電子カルテを使うメリットデメリット
メリット
診療場所の自由度が増す
ペーパーレス
紙カルテと同じような操作性
写真の取り込みが可能
Appleのサポートが利用できる
デメリット
iPadの高い購入コスト
紛失した場合のリスク
iPadの利活用をおすすめする先生
紙カルテのように使いたい先生
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~こんなシーンで活躍~
紙カルテ→電子カルテの導入
所見部分は今まで同様手書きで記載、オーダーをクリックして入力していけばカルテ完成継承で現院長は紙カルテを使いたい
現院長はアプリを利用して手書きでのカルテ記載、新院長はタイピングと使い分けもできる
シェーマ・写真を多く使う先生
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~こんなシーンで活躍~
皮膚科・整形外科など写真の利用が多い
デジカメなどで撮った写真をデスクトップに保存、カルテに貼り付けるといった手間を削減内科・耳鼻科などシェーマへの書き込みがラク
マウスでPC画面には難しい細かい書き込みも、iPadとアップルペンシルを使えば紙カルテ感覚で記載可能シェーマで検査結果や同意書の記載もできる
iPadであればシェーマに文字も書けるので、あらかじめテンプレートを登録しておけばペーパーレス化も進められる
訪問診療・往診先でも使いたい先生
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~こんなシーンで活躍~
ベッドサイドでのカルテ記載
話しながらPCでタイピングは難しくても、アプリ版で紙カルテ感覚での記載、ブラウザ版でもあらかじめ作ったセットや自動学習されたよく使う処置行為をクリックすれば簡単にカルテを作成可能持ち運びの荷物を減らし紛失リスクも軽減
大量の紙カルテを持ち歩くのは負担が大きいだけでなく、紛失のリスクにも。紙カルテもPCも不要、iPad1台で訪問先に向かってOK院内でも処置室やリハ室など別室でのカルテ記載が可能
PCのない別室でも、iPadがあればリアルタイムでカルテの閲覧、編集が可能
iPadの具体的な活用方法
訪問診療でのiPad活用
重たいPCや紙のカルテの持ち運びは不要。iPad一台でクラウド上の電子カルテに簡単にアクセスできます。iPadのキーボードが使いづらい場合、Bluetooth対応の外部キーボードの使用を推奨します。これにより、PCと同じ操作感を得られます。さらに、iPadのAirPrint機能を利用すれば、請求書や処方箋を直接印刷することも可能です。
急な往診依頼があった場合にも柔軟な対応ができます。
一般診療でのiPadの活用方法
受付
順番待ち予約:患者が来院した順に、入り口で順番予約を行う。自分の番が来たら受付まで来るよう呼び出し(メール通知なども選択可能)。
問診:従来紙での記載をiPadに移行することで以下のメリットがある。
アルコール除菌が可能で清潔維持
電子カルテとの簡単な連携・貼り付け
連携可能な問診システムならば、問診内容を電子カルテに直接入力
チェック形式の場合、画面写真保存も可能
診察・処置
看護師
iPadを使用してクラウド電子カルテにアクセスし、医師の指示に従い、採血・血圧・体温・脈拍の測定などを行う。タブレット端末での閲覧が可能なため、院内感染や指示書の紛失の防止が期待できる。
検査技師
特別な機器連携なしにiPadで電子カルテにアクセス。検査内容の確認後、所定の検査を実施。混雑時でも、他の技師がiPadで状況を確認し、迅速にサポートが可能。
医師
患者への説明:iPadで手書きの説明や、治療方針のスライド提示が可能。これにより患者に治療イメージを伝えやすくなる。
オンライン診療
ワイドモニターとは別にiPadでオンライン診療を行いながら、PCでカルテを更新。iPadの位置調整にはタブレットスタンドが利用可能。
診察後
決済
iPadとPOSレジの連携により、コンパクトながらキャッシュレス決済が可能。
次回の予約
時間指定予約を採用している場合、その場で次回の予約を取ることが可能。例:検査予約、通常の通院、美容皮膚科など
まとめ
順番待ち予約:患者が来院した順に、入り口で順番予約を行う。自分の番が来たら受付まで来るよう呼び出し(メール通知なども選択可能)。
問診:従来紙での記載をiPadに移行することで以下のメリットがある。
アルコール除菌が可能で清潔維持
電子カルテとの簡単な連携・貼り付け
連携可能な問診システムならば、問診内容を電子カルテに直接入力
チェック形式の場合、画面写真保存も可能
看護師
iPadを使用してクラウド電子カルテにアクセスし、医師の指示に従い、採血・血圧・体温・脈拍の測定などを行う。タブレット端末での閲覧が可能なため、院内感染や指示書の紛失の防止が期待できる。
検査技師
特別な機器連携なしにiPadで電子カルテにアクセス。検査内容の確認後、所定の検査を実施。混雑時でも、他の技師がiPadで状況を確認し、迅速にサポートが可能。
医師
患者への説明:iPadで手書きの説明や、治療方針のスライド提示が可能。これにより患者に治療イメージを伝えやすくなる。
オンライン診療
ワイドモニターとは別にiPadでオンライン診療を行いながら、PCでカルテを更新。iPadの位置調整にはタブレットスタンドが利用可能。
診察後
決済
iPadとPOSレジの連携により、コンパクトながらキャッシュレス決済が可能。
次回の予約
時間指定予約を採用している場合、その場で次回の予約を取ることが可能。例:検査予約、通常の通院、美容皮膚科など
まとめ
決済
iPadとPOSレジの連携により、コンパクトながらキャッシュレス決済が可能。
次回の予約
時間指定予約を採用している場合、その場で次回の予約を取ることが可能。例:検査予約、通常の通院、美容皮膚科など
iPadの活用はクリニックの運営を効率的で柔軟にし、患者の満足度を向上させる強力なツールとなります。適切な電子カルテを選定し、効果的に導入することで、業務効率の改善と患者へのサービスの質を高めることが可能です。
弊社では、クラウド型電子カルテのM3デジカルを提供しています。1,000施設以上で90以上のサービス・機器と連携実績があり、利用環境に合わせたご提案が可能です。ORCA連動型プランでは初期費用無料、月額11,800円から利用開始できます。デジカルは1人でも簡単に導入でき、サポート体制も万全です。無料体験も可能ですので、お気軽にご相談ください。