導入前の課題 |
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導入の決め手 |
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得られた効果 |
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呼吸器内科の診療に特化し、コロナ禍において患者さんが安心して受診できるような発熱外来を開設したいという思いで、2022年5月に新規開業しました。
設備投資でコストがかさんでいたので、初期費用を抑えたいという思いがありました。他社システムの情報収集をしていたのですが費用が80万円程度で悩んでいたところ、デジスマ診療がリリースされるという話を聞き、初期費用0円というところにまず惹かれました。問診機能がつくというのも魅力的でしたし、エムスリーへの安心感もありました。
予約、問診、電子カルテ連携、会計、再来促進など、クリニック運営に必要なシステムが全て揃っているなと実感しています。個別の機能に関しては、リリース直後は使いにくいところもあったのですが、どんどん改善されて進化しているなという印象です。
デジカルとの連携もスムーズで、デジスマ診療側に入力された患者さんの名前や住所が、チェックインした瞬間デジカルにパッと反映されるので、同じ会社のプロダクトの連携の強みを感じました。氏名や住所の入力は事務さんにとっても結構な負担なのですが、その手間が一気に解消され、患者さん対応に回れるためありがたいです。
当院では一般の患者さんと発熱外来の患者さんで空間を分離するために入口を2つ設けています。両方の入口に受付さんを置くことができないという課題に対し、デジスマが大活躍してくれています。具体的にはQRコードでのチェックインや、患者さんご自身でスマホでチェックインしてもらうことで、受付さんがいなくてもナースだけでチェックインができています。お会計もクレジット決済などの場合は受付さんがいなくても完結できるのでこの点は本当に助かっています。
「デジスマ診療のおかげで予約が取りやすい」とご好評いただいています。導入時に重視したのが「ログインしなくても空き状況が見える」という点です。他社システムでは、まず会員登録とログインをしてやっと空き状況が見られるものが多いと感じているのですが、ログイン無しですぐに空き状況が見られれば患者さんにとって予約のハードルが一つ下がると考えています。
実際にデジスマ診療で予約をした患者さんで、アプリを入れる方はどんどん増えてきています。高齢の方でも基本的には問題なく予約できていて、60代、70代でアプリを入れている方もいらっしゃいます。
ホームページにデジスマ診療のリンクを貼って、アプリを入れていない人もWebブラウザからデジスマ診療で予約を取れるようにしています。また、「アプリを入れればクレジット決済が出来て、次回予約を取りやすい」ということもホームページ上で紹介しています。それを見て来院前にアプリを入れてくれる患者さんも多いです。
発熱外来では来院したらまずPCR検査をするのですが、その結果を待つ3~5分の間にアプリ登録をしていただき、その日のお会計をクレジット決済で行う、というようなことも出来ています。初めての患者さんでもアプリのダウンロードや登録がスムーズに行えるということを実感しています。
何と言っても「予約が取りやすい」というのをとても言われますし、デジカルとデジスマ診療を一緒に導入することで受付さんや事務さんの手間が省け、その分目の前の患者さんのサービスの向上にもつながるので、患者さんの満足度を重視している先生におすすめしたいです。
体感では、午前中だけで40人ぐらいは検査希望の方がいらっしゃって、もっと多い時もあったと思います。
予約枠をしっかり分けて長蛇の列を避けるということを大事にしていて、そのためにデジスマ診療を活用しました。その上で、廊下のところにも少しお待ちいただくなどの工夫をしながら、熱発した方と一般外来に来た方が鉢合わせしないように、患者さんの動線も日々改良していました。
最終的に現在では、長蛇の列というのはほぼなく、お待ちいただいても2、3人。そのご家族を含めても3、4人という形になっています。
ウェブ予約やアプリ登録をしていただくことで、事前に問診票も記入ができる点と、クレジット決済が利用できる点ですね。いろいろなシーンで患者さんと私たちスタッフが非接触の状態を作れますし、事前に患者さんの情報がわかるので時間的な工面もできる。情報を元に部屋の振り分けができるなど、とても助けられています。
私たちもとてもスムーズだと感じますし、患者さんからも待ち時間が短く、予約やお会計もスムーズだと言っていただいています。特に、予約の取りやすさというのは患者さんにとって本当にメリットがあるんだなと私たちも肌で感じています。
受付業務は初めてだったのですが、最初は操作は難しそうだと感じました。ですが実際触ってみると、おうちで使っているパソコンと同じような操作感で、患者さんのお名前や保険証の情報などの入れるべき情報をクリックして入力できるので、0からのスタートでもスムーズに使えました。
デジスマアプリを入れてくださっている患者さんがかなり増えてきて、受付の際もすぐスマホでチェックインをしてくださるので、チェックインされたら受付は何もしなくてもデジカルにパッと受付が完了して、さらには患者様情報を住所やら電話番号までも反映されるのでかなり助かっています。
会計時にお呼び出しをして、「何円でクレジットの方で決済させていただきました」とお伝えすると、患者さんのほとんどが「あ、もう帰れるんですか、すごい!」と言って帰っていかれます。患者さんにとって煩わしい手続きは一切なく処方箋を受け取ってぱっと行かれるので、その点をとても感謝されます。
予約・問診システムと電子カルテが連携していて、患者さんが来る前に事前に問診が見られる点が便利です。例えば4つある発熱外来用の個室のうちベッドの部屋は1つしかありません。これから来る患者さんの情報を事前に把握していると、この方はちょっと熱が高いからベッドのお部屋にご案内しよう、などあらかじめ振り分けできるので、とても助かってます。
一般診療の方でも、デジスマの予約からその方の過去カルテをデジカルで確認し、先生の診察の前に必要な検査や事前準備をすることが出来ています。先生の診察に入ってから検査してまた診察するとなると患者さんも先生も大変なので、先に看護師が対応することでスムーズな流れが作れていると思います。
働きやすい環境というのは、コミュニケーションがスムーズに取れる、忙しいときでもちゃんと連携がとれてストレスなく働けることが一番大事だと思います。
当院では発熱外来と一般診療があって、それぞれ看護師が分かれて働いていますが、予約や問診の事前の情報があることで、朝の段階で一般診療・発熱外来の予定やどういった患者さんが来るかなどが把握しやすく、「この時間はこっちが忙しそうだからちょっと気にかけて動こう」など、事前に話し合って連携が取れているのでストレスなく働けています。
もっと患者さんと事前のコミュニケーションが取れると良いなと思います。デジスマ診療には質問コメントのシステムがありますが、先日、「1歳の子でもPCRできますか」という質問が来たことがありました。現状のシステムでは質問への回答は送れますが、回答への返信はもらえません。受診前はやはり不安な気持ちや緊張、聞きたいこともあると思うので、ここでもう少しやり取りできたら不安を軽減できるのではないかと思います。診察前・受診前と受診後のフォローまでできるとすごく良いと思います。