クラウドの電子カルテは運用もシンプルで、障害時の対応も容易でとてもいいです。
弓削 忠 先生
─ クリニックの事を教えてください。
10年ほど前に父より医院継承をしました。
当院は花粉症流行の時期はかなり込み合います。
─ デジカルを導入したきっかけを教えてください
ずっと電子カルテにしようと考えており、20社ほどのシステムを見ました。
当院は父の代から日本医師会のレセコンのORCAを使用しており、事務スタッフもORCAに慣れていることから、ORCAにつながる電子カルテに絞って探しました。
─ デジカルにしようと考えた決め手は何でしたでしょうか。
私はMac以外のパソコンはほとんど使ったことがなかったので、Macで使えるシステムであること、操作がシンプルであることで、デジカルを導入する事を決めました。
またクラウド型は、院内にサーバーを置かないので、システム運用も非常にシンプルです。
─ クラウド型のインターネットが繋がらない時について
結局、院内にサーバーを設置するタイプでもシステム障害は起こりますし、もしインターネットが繋がらなくなっても、スマートフォンのテザリング機能等があれば、デジカルはカルテ入力ができるので安心ですね。
また、パソコン自体が壊れてしまっても、デジカルは追加費用が掛からず何台でも利用可能なので、予備のPCやiPadなどに予めデジカルの設定を行っておけば、診療が滞ることがないのもいい点です。
─ iPadアプリはどのように使われていらっしゃいますか?
忙しいときに書類のスキャンの替わりに、iPadの内蔵カメラで撮ったり、炎症の写真などを撮る時に使っています。カルテへの反映が簡単ですね。
特に、皮膚科の先生にとっては便利なのではないでしょうか。
─ 今後、デジカルに期待する事はございますか?
診療行為の項目が入力した順から診療区分ごとに自動的に並び替わるといいですね。
そうすることによって、自分でも入力漏れや、ちょっとした異変に気が付きやすくなると思います。
あと、診療行為の検索が区分を気にせず、できるといいですね。
処置と手術の区別がつきにくい行為もあり、どちらで検索するのがいいか分からない時がありますので、期待しています。